7月4日(日)、今年度もコロナ禍での分散避難をメインにした内日地区合同防災訓練を実施しました。前日の3日には、熱海で大規模な土石流災害が起こり、戦々恐々とした中、地震を想定した避難訓練が各自治会単位で行われました。指定避難所への一斉避難ではなく、徒歩での一時避難場所(町民館・公会堂等)への避難は昨年に引き続き2回目となります。
訓練は、12時50分の地震発生を受け、自治会一斉メールで各自治会長に避難開始の連絡が入り、13時から各地区の一時避難所への避難が開始され、避難完了を災害対策本部に電話連絡する流れでした。各一時避難所では、避難者の体温計測と避難者カードの記入がおこなわれました。消防団では、各地域に団員を配置し、被害やけが人の有無を確認しておられました。また、本部では、全25地区の各自治会長からの避難完了報告と被災状況の集約を行いました。
同じく小中学校では、内日小学校体育館に児童生徒が避難し、保護者の引き渡し訓練が行われました。『あんしんメール』によって連絡を受けた保護者が、我が子が避難している体育館へ続々と迎えに来ていました。
この訓練に先立って、家庭内での避難方法や避難場所の共通理解に役立ててもらおうと、各家庭には『我が家の防災手帳』が配られました。いざという時に慌てず冷静に行動できるよう、普段からの備えが大切です。防災意識をしっかり持ち、どのように行動するのがよいのか判断していけるようになりたいですね。
新型コロナウイルス感染拡大の終息がみえない中、今年度の内日地区合同防災訓練をどのように行ったらよいのか、まち協役員と自治会役員で協議の結果、コロナ禍での分散避難の訓練をすることになりました。
いつものように、指定避難所の内日中学校や内日小学校に一斉避難するのではなく、各地区の一時避難所にそれぞれが分散避難する形態になりました。一時避難所では、チェックリストを使ってその施設の設備や収容可能人数の確認をしました。また、小中学校では、保護者への児童・生徒引き渡し訓練が行われました。
この防災訓練が行われた7月5日の前日には熊本県が甚大な豪雨災害に見舞われ、多くの方が尊い命をなくされました。ここ数年は、50年に一度とか100年に一度とか言われる災害が毎年のように起きています。想定をはるかに超えるような事態がすぐ身近なところでいつ起きてもおかしくない状況です。
さらに今後は避難所での新型コロナウイルス感染への対策も考慮しなくてはいけません。いかに難を逃れるか、日頃からの備えや訓練が欠かせない時代になりました。
また非常食を体験してもらおうと、内日地区まちづくり協議会から小中学校の児童生徒へ『カンパン』を配布しました。『カンパン』を見るのも初めて食べるのも初めてという子ども達が多かったです。被災時の不便な生活を少しでも想像してもらえたらいいなと思います。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月22日(日)に予定しておりました『内日の里 手づくりコンサート』は開催中止となりました。楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございませんが、ご了承ください。
この度、内日地区自治連合会と内日地区まちづくり協議会の共催で、手づくりコンサートを開催することになりました。詳細は以下のパンフレットをご覧ください。
内日を音楽のチカラで元気にしたい!
頑張っている若者にエールを送りたい!
そんな思いを後押しするため、多方面の方々が、開催に協力してくださっています。
スペシャルゲストの出演や餅まきもあります。
ぜひ、会場にお越しください!
内日中学校出身で、当日、内中ソーランを踊ってくれる卒業生を募集しています。
参加してくれる方は、3月4日までに内日地区まちづくり協議会までご連絡ください。
対象年齢:現在高校1年生~25歳くらいまで
連絡先:090-9067-7944
去る11月23日(土)に令和元年度まちづくり研修会として、ドキュメンタリー映画『奇跡の小学校の物語』上映会を開催しました。昼の部(13時30分~)と夜の部(18時~)あわせて83名の方が観に来てくださいました。
突然、5年以内に複式学級を解消しなければ廃校と宣告された栃木県宇都宮市立城山西小学校。地域住民に衝撃が走った。少子高齢化の波は日本全国のいたるところに押し寄せており、地域が抱える課題がこの小学校にも重くのしかかっていた。
そんな前途多難な小学校に新任の校長が赴任してきて、運命の歯車が少しずつ動き始めた。「おらが学校は地域で守る!」との固い意志のもと、地域住民と行政が校長の学校を変える『5つの約束』を後押しする。「この学校はなくさない!」というみんなの意地と努力が実を結び、複式学級を解消して児童数が100人を超える学校に成長していく過程は、心が揺さぶられる。
内日地区でも何かできることはないか。なにか少子高齢化に歯止めをかける手立てはないものか。深く考えさせられる内容でした。
いいものは残していきたい、いいものは受け継いでいかなければならない。そこにどれだけの人が本気で取り組めるか、そこにかかっていると思いました。
鑑賞後のアンケートでは内日小・中学校がなくなっても仕方がないと答えられたかたは少数でした。小中一貫校として存続する方向性も考えながら、内日の純真無垢な子ども達の笑顔が消えないうちに、地域の中の学校の存在意義を真剣に考え、存続について一丸となって取り組む時期に入っています。
…今年の春には、内日中学校の生徒数はついに1桁台になるかもしれません。