振り込め詐欺に今年多発した令和元年改元詐欺…。私たちの身近で起こっているにも関わらず、どこか他人事に思えてか、なくならない被害。暮らしの安全と教育部会では、このような詐欺被害を防止するため、毎回異なるテーマで、高齢者に分かりやすい寸劇を披露してきました。
今回は『悪質訪問 買取詐欺』をテーマに、9月6日(金)の内日地区敬老会にお邪魔して被害の防止を呼び掛けました。
ある独り暮らしのおばあさんの家に、1本の電話がかかってきます。「古着を買い取りに伺いますが、お宅にはございませんか?」
「古着なら、ようけありますよ。」と人のいいおばあさんは住所を教えてしまいます。
そして数日後、実際に買取業者を名乗る男が、おばあさんの家を訪ねてきて家の中に上がり込みます。始めは古着を買い取ると言っていたのに、いつしかおばあさんの身につけている高そうなアクセサリーを買い取ると言い出します。
おばあさんは、あと一歩のところで、大切なアクセサリーをだまし取られずに済みました。大きな指輪は大好きなおじいさんからもらった思い出の詰まったもの。そうそう売ることはできません。強い意志で、「警察呼びますよ!」ときっぱり断ることができました。
この『悪質訪問買取詐欺』は昔からよくあり、今でも電話がかかってくるようです。甘い言葉には騙されず、怪しいと思ったら、きっぱりと断り、個人情報を教えないように注意しましょう。
この寸劇は、暮らしの安全と教育部会の有志の皆さんが、平日の夜に集まって練習しています。次回の寸劇披露は、春頃の予定です。お楽しみに!
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